問 題
所 見
灘の入試問題というのは、少ない言葉で、場合によっては行間を読みとらせて必要条件を提示するパターンが多いのです。それに気付くと速く解ける。気付かなければ力技で解く。そんな「私の気持ちを察してよっ!」というタイプの人間を相手にするかのようなめんd、いえ、何でもないです。
この年度の大問2。力学の問題ですがこれはとても面白かった。何が面白いかというと、管理人の周りの人間がすべて力技で、まったく相手(出題者)の心情(意図)を理解せずにドヤ顔で「簡単やったで~」って計算して解いていたから。受験生はいいんですよ。答えが出るならどんな解き方だって構いません。でも講師となると話は別です。
これはいろんな図形が登場するてこのつり合いの問題です。そう、決して難しい問題ではありません。しかも
計算問題ですらありません。線をちょちょっと引くだけの簡単なお仕事です。そう教えてあげても理解できた講師が何人いたか分かりませんが、管理人は自分以外の講師には厳しいので放置。理解できた人は威厳を保てたことに感謝して下さい。少なくとも生徒に解説する段及び解説書において、計算なんか使ってたらもう、その塾の灘担当の理科の先生はセンス無し。「灘の理科」たるものを理解できていません。え、私? 私はいつだって完璧です多分。
そもそも小学生は、三角形の重心の位置を、問題文中で与えられない限りは知らないことになっています。知っている小学生はその知識を使っても解いても良いですが、無駄に時間を費やすことになります。講師は、与えられていない条件を勝手に使って解説に組み込むなんて反則を犯してはいけません。
この問題のテーマはやはり「図形」なのです。等積変形やら、重心を掴みやすい図形への分割とか。ここイチには珍しく模範解答にヒントを載せました。ヒントというかほぼ解説ですけど、そのセンスにおののいて下さい。いや、別におののかんか。
( 2013-02-17 )
解 答
:: クリックで解答を表示 ::
解 説
この問題の解説を見るためには、理総研にログインして下さい。
投 票
95
16
この問題を見て、何か心に響くもの(おもしろい・楽しい・管理人かっこいー等)があれば+ボタンを、そうでない場合は−ボタンをクリックして下さい。クリックは1つの問題に1回のみ有効です。
この年・この一題トップにもどる