ある講座で今ちょうど「音」の分野を扱ってて、音速について管理人が
サイコーにわかりやすい授業を皆様に提供しているわけですが、その中で「地球上にいるオレらって実は音速を超える速さで動いてるんやで」とか言っちゃってこの動画を思い出したのです。
小学生相手に惑星の公転を図示するときは、真ん中に太陽を固定してそのまわりに惑星の公転軌道を丸く描くわけです。公転軌道は実際のところ楕円だけど、その話は今は関係なし。とにかく正円でも楕円でも、円を描けば地球なら1年たてば元の位置に戻ってくる「
回転運動」になります。
この動画はそういった従来の太陽系モデルではなく、ホントは太陽も天の河銀河を公転してるんだから、実際の惑星の動きはこんな「
渦巻き運動」だよね、ってのを(管理人ほどではないとして)わかりやすく教えてくれます。
ま、動画見てみよう。今回は、世界のツワモノFPSプレイヤーと互角に
罵り合う渡り合う管理人の英語力をフルに発揮して和訳(なぜか大阪弁)を付けてみました。大学入試の英文和訳をすべて大阪弁で書き記してクリアした管理人に
死角などない。
The helical model - our solar system is a vortex螺旋モデル−オレらの太陽系は渦巻きやで
The old heliocentric model of our solar system...
...planets rotating around the Sun...
...is not only boring, but also incorrect.太陽の周りを惑星が回転しとるよーな従来の太陽系モデルは、実につまらん上に不正確や。
Our Solar System moves through space at 70,000 km / hrオレらの太陽系は宇宙空間を時速7万kmで移動してんやで。
Now picture this instead:そこでや。この動画見てみ。
The Sun is like a comet, dragging the planets in its wake太陽は惑星従えて公転しとって、まるで彗星みたいやな。
Can you say "vortex"?な?これは「渦巻き」やろ?
Why is this important?!これの何がそんなに大事かってか?
Because "rotational motion" and "vortex motion" are two completely defferent things.そら「回転運動」と「渦巻き運動」っちゅーもんは、まったくの別モンやからや。
Life spirals.生命の基本は螺旋や。
Life is vortex, not just rotation.生命っちゅーんは渦を描くもんで、円環やないねん。
The Solar System is part of life.太陽系も生命の一部っちゅーこっちゃな。
Think about this while racing through space.宇宙駆け抜けて、このことによぅ思いを馳せてみ。
...さて、動画の途中で時速7万km(秒速19,400m)っていう数字が出てきたけども、実際太陽や地球が銀河の中心に対して公転している速度は時速864,000km(秒速24万m)で、さらに天の河銀河は宇宙空間を時速2,160,000km(秒速60万m)で移動している。さらにさらに、天の河銀河を含む銀河団は宇宙の膨張により時速3,600,000kmで....
スケールでか過ぎて己の小ささが際立ってきますな。
しかしこの動画を見て「おいおい宇宙スゲーな」とか「おいおい管理人スケール小せぇな」とかで終わってしまってはいけない。良い子のみんながさらに混乱加速する話題を提供すると、
まず1つ目。
速度というものは「何か別のものに対する速さ=相対的な速さ」で決めるものであって、この宇宙における絶対的な速度基準もなければ、そもそも「絶対的な速度」というものに意味はありません。っていうのはアインシュタインの特殊相対性理論をミキサーでベラボーに砕いた説明でもあります。つまり時速7万kmでも86.4万kmでも「
あー、速いですね(棒読み)」ぐらいの感想でイーんです。
次に2つ目。
この動画には続きがあって、そちらも近いうちにココで紹介しようと企んでます。カンの鋭い諸君ならお気付きでしょうけども、そう、今回の動画のように「太陽がまっすぐ進んでる」ことすら事実ではないのです。太陽が惑星の公転に影響を与えるように、惑星も太陽の公転に影響を与えます。それは地球と月のようにお互いがお互いの周りをまわっているような関係とでも言いますか、ともかくそこでも螺旋や渦巻きといったキーワードが登場することとなります。
宇宙広い。宇宙スゴイ。宇宙さすがッス。