開発者向けの話となりますので、小学生諸氏には難しいかも。だが遠慮はしない。
管理人プログラムテストにおいて、理総研への全訪問者の所在地(アクセス地)情報を取得する試みをしています。使用してるのはGoogle AJAX Search APIで、Googleさんのデータベースにある情報と訪問者のIPアドレスを照合し、google.loader.ClientLocationオブジェクトのプロパティからデータを読み込むという流れです。
しかしこのAPIで取得できるデータの精度については、都道府県レベルでも分かったらイーか!とかいうレベルを遥かに下回り、有線・無線問わずクライアントテストをしていても都道府県取得精度は6割を切っています(ただしこれは理総研訪問者のレスポンスに依存した数値で公式な数値ではありません)。
この技術を何に応用していくかによって要求する精度は異なりますが、理総研ではダメです。
結局のところgoogle.loader.ClientLocationが依存するものはGoogleさんのデータベースであり、訪問者が契約しているISP,WiMAXなどの無線通信ではその基地局,それらが登録されていないものであればデータは取得できません。たとえ登録されていても、正確な位置情報でない場合もあります。
管理人のパターンでは兵庫県民なのに長野県在住と認定されたり、Hokkaidoみたいに表示されて英語圏の人間に認定されたり、プロパティデータの一貫性が見受けられないわけです。Googleさんのデータベースを利用者が更新できるものではないですし、中の人にもっと頑張れっていうのも筋違い。
IPアドレスから位置情報を正確に取得できるように「中の人がめっちゃ頑張ってる」サービス会社もあります。ただし中の人が頑張ってる分サービスは有料です。理総研は現段階でそんなところにお金をかけている場合ではありません。
完全に道が閉ざされた......
.....かに見えた。まだ終わらない!ここが終わりじゃない!
あまり使いたくなかったが、次世代標準の動きが加速するW3C Geolocation APIを紐解く機が熟しました。
でも今日はここまで。