一見テキトーに並んでいるだけに見えるものも、実は何らかのルールにのっとり、規則正しい配列になっているものが世の中にはあります。
「規則正しい」とはこの場合「数式で表すことができる」という意味で、大学の専攻で言えば非線形科学,理論生物学などで扱う研究分野です。何を隠そう管理人も、大学で所属していたのが非線形科学研究室で、教授からの「水口君、人工知能に興味ある?」という誘い文句に「全然興味ないですね。」というにべもない返事で、でもその教授が持つ魅力で所属が決まったようなものでした。
ビーカーに入れた水に赤インクを垂らしそれをしばらく観測する。その赤インクが水中で広がっていく様子を眺めて一言、
教授「これがクラゲで無いことを証明すべし。」
水口「」
だいたいこんな感じです。貝殻の模様であるとか牛の角の伸び方であるとか、そこに数式が隠されていそうなら見つけてやるぜ!な研究をしてました。他にも独自で天体物理学の研究をしてましたが、楽しさで言えば発見の多い非線形科学(カオス理論)は面白かったです。
動画はフィボナッチ数とそのルールに縛られている(かもしれない)生物界の模様を紹介しています。なぜそのルールになっちゃったか?てのは進化の話でまた別の機会に。
自然界は素数で溢れている。このテーマはまれに入試問題で扱われます。同地域に13年ゼミと17年ゼミがいるんだけど、何で素数なの?とか。