中学受験専門 理科総合研究所 −理総研−

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2011
10
31
投稿 Cordu-Roy

:: 長さが異なるふりこの周期

[ 投稿 水口佑@管理人 ]
カテゴリー> 日々の理科

ミツバチとはまた違った角度で見とれてしまう理科動画を。

ふりこが1往復する時間(周期)は、ふりこの長さ(つるしている点からふりこ全体の重心までの長さ)で決まります。ふりこの長さが長いほど、周期は長くなります。動画は15個の長さの異なるふりこを同時にスタートさせたもので、眠くな〜る動画か、何やら生き物の動きに見えてく〜る動画か、受け止め方は人それぞれ。

理科の中学入試問題では糸の重さを無視して「おもりの重心までをふりこの長さとする」とか、「おもりの重さは関係ない」といった、問題の解きやすさを優先することが多いわけですが、たまにもう一歩深く追求してくる入試問題もあります。

「100gのおもりを200gにすると周期はどうなる?」

世の9割方の入試問題では、周期は変わらない、というのが正解です。ですがよくよく考えてみると、同じ材質で球体のおもりを使うとすれば、明らかに200gのおもりの方がふりことしては長いです。同じ100gであったとしても、その形によって重心までの長さは変化します。

周期の差の原因を「実験の誤差」とするか「ふりこの長さの変化」とするかは、出題のされ方によって異なります。つまり、問題文で与えられている条件・表などを、慣れているからと言って読み飛ばさないようにしましょう、という事です。



(2011-10-31 00:52:22)
コメント> 3
ips細胞
2012-08-13 19:37:33
>>
comment #3
速さと速度って別物だったんですね!
Cordu-Roy
2012-08-11 11:17:45
>>
comment #2
ふり子の運動も、同じ「速さ」で公転(円運動)する物体も、運動の分類上はどちらも等加速度運動なのですよ。

円運動が等加速度運動っていうのはなかなか受け容れがたい事実かも知れないけど、物理の世界では「速さ」と「速度」は別物なので、中学生になったら理解できるようになるかもー。
かつしゅん
2012-08-11 00:19:01
>>
comment #1
まわってる?
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