ミツバチとはまた違った角度で見とれてしまう理科動画を。
ふりこが1往復する時間(周期)は、ふりこの長さ(つるしている点からふりこ全体の重心までの長さ)で決まります。ふりこの長さが長いほど、周期は長くなります。動画は15個の長さの異なるふりこを同時にスタートさせたもので、眠くな〜る動画か、何やら生き物の動きに見えてく〜る動画か、受け止め方は人それぞれ。
理科の中学入試問題では糸の重さを無視して「おもりの重心までをふりこの長さとする」とか、「おもりの重さは関係ない」といった、問題の解きやすさを優先することが多いわけですが、たまにもう一歩深く追求してくる入試問題もあります。
「100gのおもりを200gにすると周期はどうなる?」
世の9割方の入試問題では、周期は変わらない、というのが正解です。ですがよくよく考えてみると、同じ材質で球体のおもりを使うとすれば、明らかに200gのおもりの方がふりことしては長いです。同じ100gであったとしても、その形によって重心までの長さは変化します。
周期の差の原因を「実験の誤差」とするか「ふりこの長さの変化」とするかは、出題のされ方によって異なります。つまり、問題文で与えられている条件・表などを、慣れているからと言って読み飛ばさないようにしましょう、という事です。