兵庫県統一入試日から1週間が経ち、各塾が合格者数情報などの掲載を始める夕暮れ時を迎えています。管理人もこの1週間は毎日のようにどこかしらの入試会場におもむいて受験生達を激励し、中学入試という激動の中に身を投じていました。
管理人のような職業であるなら毎年繰り返されるこの嵐のような日々の中、合格発表の場においてはいつも「次の世代への責任」を再認識させられ、今まさに反省点の洗い出しをしている最中です。
さて理総研のユーザーさんからも合格の声をたくさん(当社比)頂いています。心の中では
>> (理総研のユーザー、合格率が異様に高いよな...)
と思ってみたりもしますが、理科の暗記だけやってて第一志望に合格できるわけがなく、管理人もその辺りは謙虚な姿勢を崩さないでおきます。
考えるに合格率が高いのは、理総研という学習ツールを前にして
積極的に継続的に受験勉強に取り組む姿勢が維持できたこと、仲間と切磋琢磨し合えたこと、結果その姿勢が他の教科の学習にも影響を及ぼしたこと、なのかもしれません
10%ぐらいは。
でもつまるところ、合格とは受験生が自ら勝ち取るもの。自分を磨いて、何かに耐え、何かを我慢し、手に入れたものです。戦い疲れた戦士達に今は休息を。
管理人はこの1週間、各中学校の入試問題を解きまくってました。そこで多く目にしたのが生物分野で「
インゲンマメ」,地学分野で「
月」,物理分野で「
手回し発電機」,化学分野で「
石灰水→白くにごるの流れ」ですかね。有名所の入試問題を見てるとこの4つのうちの1つは出てるよね、ってぐらいです。ちょっといくつかの学校の入試問題を振り返ってみます。
<灘・理科>
例年よりは少し点が取りやすいのかな。ずば抜けて難しい!って思う問題が無かったです。まさか乳酸菌・大腸菌を解答用紙に書く日が来るとは。相変わらず着眼点が面白い問題を出してきます。受験者の理科最高得点が100点とか、スゴすぎです。
<神戸女学院・理科>
計算問題(溶解度)が簡単すぎて、らしくない。けど、知識系の選択問題は安定の答えにくさ。恐竜シルエットとか出すかな、普通。
<甲陽学院・理科>
この御時世に地震の問題を出してくるとか、さすが。理科に記述問題が多い甲陽ですが、今年度は少し減少。答えを出しやすい大問で稼ぎ、出しにくい大問(6)をいかにカバーできるか、そこに掛かっています。灘と同じコンセプトの電磁石問題があり、運命を感じました。
<東大寺・理科>
今年度入試で管理人が解いた中で一番難しい。半分以上の大問で、解答してもその解答に自信を持てない感がすさまじい。問題文の解釈にも苦労します。
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