2011
12 17 |
:: Chrome16で透過FLASHの背景が黒くなった
[ 投稿 水口佑@管理人 ]
ここ数ヶ月前の、とあるchromium(クロミウム)のリビジョンから、いきなりFLASHの背景が真っ黒になりました。
このFLASHは背景を透明にするパラメーターが設定されており、まぁでも普段使ってるchrome(クローム)では正常に(意図通りに)見えているし、これは何かの間違いで次のchromiumリビジョンあるいはそれを継承するchromeバージョンでは修正されているだろうと考え、放置してました。 さて昨日の自動更新でchromeがversion16になり、サイトのFLASHの背景が真っ黒に...。原因はembedタグ内のパラメーターにありました。 私はFLASH作成に関してずぶの素人ですので、よくわからないままにどこかのサイトで見たコードを貼り付けていただけだったのです。 修正前 chromeもversion15まではこの指定で意図通りに動いてましたが、version16からはembedタグ内のパラメーターを厳密にしないと背景の透明化されなくなっています。次のようにすることで難なく元の表示に戻りました。src="aaa.swf" wmode="transparent" quality="high" 修正後 一応の解決は見えましたが、非推奨のembedタグをこのまま使い続けるのもどうかなと思い、objectタグ・オンリーに移行するために理総研ではSWFObject(Javascript:swfobject.js-v2.2)を導入しました。その話はまた別の機会に。src="aaa.swf" wmode="transparent" quality="high" type="application/x-shockwave-flash"
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2011
11 08 |
:: 位置情報取得の陣 その2
[ 投稿 水口佑@管理人 ]
位置情報取得のプログラムテストが2.0になりました。御参加いただけるなら右上の「テストの参加」をクリックして下さい。ただしとても技術的なテストですので、小学生諸氏は独断でクリックしないように。
前回の記事「位置情報取得の陣 その1」から早6時間。Google AJAX Search APIにおける訪問者の都道府県情報の取得精度の低さと、だったら有料サービスが...いやいや、お金かけられないぜ!という現実の狭間で、次の手段として用意されていたモノがW3C Geolocation APIです。 なおW3CとはWorld Wide Web Consortiumの略で、今こうやって見ているWebページの標準規格(つまりルール)を定めている非営利団体です。このW3Cは現在次のバージョンのHTML(HTML5)の策定中で、そこで追加されるであろう仕様が公開されており、モダンブラウザは早くも新しい仕様に対応したバージョンアップを進めています。 HTML5から入る新しい仕様の中で特に今回の目玉となるのがGeolocation APIです。これはブラウザからのアクセスに応じてユーザーの位置情報(緯度・経度など)を取得するための関数群で、携帯端末ではすでにいろいろな方面で活用されています。 W3C Geolocation APIは主にユーザーが自分のために利用するアプリケーション(自分の位置を知るGPS機能等)に組み込まれるものであり、ユーザーの許可無く位置情報を他人に伝えるものではありません。APIを利用するかどうかはユーザーの判断とブラウザのバージョンで決定されます。iPhoneのSafari然り、AndroidのGears(Geolocation APIのちょっと強化版)然りです。 さて、位置情報取得に管理人が何をアツクなってるのかはさておき、プログラムテスト2.0ではこのGeolocation APIを利用します。しかし訪問者にいちいち「API利用を許可しますか」的なダイアログが発生するのはノンストレスサーフィンを目指す理総研では現実的ではありません。HTML5が標準となるその時代を見越してテストを実施し、次の課題に繋げることが必要なのです。 今回のテストの流れはこんな感じです。
多大なシェアを誇るInternet ExplorerはVersion9.0からでないとこのAPIには対応していません。その他のモダンブラウザ(Chrome, FireFox, Safari, Opera)は、最新バージョンであるならばすべてこのAPIに対応しています。 ....と謳っていますが。おいSafari、5.0からGeolocation APIに対応とか言ってなかったっけか? Safariには相当悩まされました。iPhoneのSafariであれば誠実にAPIが稼働していることを確認しましたが、デスクトップのSafari(我が家は5.0.5)では反応がありません。ここが重要です。反応がない、これはエラーを吐かない、という事です。 Safariでは確かにnavigator.geolocationがnullを返さないので、APIに対応していると言えば対応しています。さらにはStatus.codeもG_GEO_SUCCESSを返してきます(返しているような気がする)。おぅ、対応してるやんって思ってもココまでで、ココから先はSafariが気絶している状態です。死んではいないが無反応です。私の言葉が彼女には届きません(私だからか?)。 国内ではこの現象についての文献が見当たらなかったので海外の文献を漁ってみたら、同じ問題を抱えている方(海外の私?)が結構おられました。しかしその解決策は何処にも見当たらず。次のバージョンに期待します。 取得精度が低ければただのゴミプログラムですが、プログラムテストがそこそこの精度結果を出すようでしたら、WebTechにてソースコードを公開・解説します。
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2011
11 07 |
:: 位置情報取得の陣 その1
[ 投稿 水口佑@管理人 ]
開発者向けの話となりますので、小学生諸氏には難しいかも。だが遠慮はしない。
管理人プログラムテストにおいて、理総研への全訪問者の所在地(アクセス地)情報を取得する試みをしています。使用してるのはGoogle AJAX Search APIで、Googleさんのデータベースにある情報と訪問者のIPアドレスを照合し、google.loader.ClientLocationオブジェクトのプロパティからデータを読み込むという流れです。 しかしこのAPIで取得できるデータの精度については、都道府県レベルでも分かったらイーか!とかいうレベルを遥かに下回り、有線・無線問わずクライアントテストをしていても都道府県取得精度は6割を切っています(ただしこれは理総研訪問者のレスポンスに依存した数値で公式な数値ではありません)。 この技術を何に応用していくかによって要求する精度は異なりますが、理総研ではダメです。 結局のところgoogle.loader.ClientLocationが依存するものはGoogleさんのデータベースであり、訪問者が契約しているISP,WiMAXなどの無線通信ではその基地局,それらが登録されていないものであればデータは取得できません。たとえ登録されていても、正確な位置情報でない場合もあります。 管理人のパターンでは兵庫県民なのに長野県在住と認定されたり、Hokkaidoみたいに表示されて英語圏の人間に認定されたり、プロパティデータの一貫性が見受けられないわけです。Googleさんのデータベースを利用者が更新できるものではないですし、中の人にもっと頑張れっていうのも筋違い。 IPアドレスから位置情報を正確に取得できるように「中の人がめっちゃ頑張ってる」サービス会社もあります。ただし中の人が頑張ってる分サービスは有料です。理総研は現段階でそんなところにお金をかけている場合ではありません。 完全に道が閉ざされた...... .....かに見えた。まだ終わらない!ここが終わりじゃない! あまり使いたくなかったが、次世代標準の動きが加速するW3C Geolocation APIを紐解く機が熟しました。 でも今日はここまで。
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2011
10 28 |
:: プログラムテストについて
[ 投稿 水口佑@管理人 ]
現在フロントページのこのページの右上で、管理人プログラムテストを行っております。これは理総研にアクセスしてきたすべての方の都道府県情報を得る為に作ったもので、その統計情報を収集しています。クリックされた回数だけを収集しており、それ以上の情報は頂いておりません。
ユーザーの方には登録時に都道府県情報を入力して頂いてます。それを信用していないという事ではなく、主にユーザー以外の方の都道府県情報を得る必要がこの先の理総研に必要となった為です。広告で運営費をまかなう為。そう、ズバリこれはエリアターゲッティング広告の根幹となるプログラムの実験です。 わざわざ自分で作らなくてもアフィリエイトサイトに申し込めば良いのでは? コトはそれほど単純なモノではありません。一時期理総研でもアフィリエイト広告を試験的に掲載していましたが、「コンテンツマッチ(ページの内容に沿う)広告」でありかつ「エリアターゲッティング広告」この2つをランダムでも的確に表示してくれるアフィリエイトサイトは皆無です。受験生が来るこの理総研で、管理人としてはその広告の妥当性を把握しておかなくてはいけません。 ではこんなテストをしなくても、IPアドレスから精度の高い所在地情報を得られるAPIサービスを利用すれば? だって商用利用なら有料なんだもん。しかも管理人は精度の高さを求めておらず、都道府県という大雑把な情報が欲しいだけなのです。 つまり理総研は、上記とは異なる技術でサイト訪問者の都道府県情報を取得する必要があり、その情報の精度が都道府県レベルで高ければ、理総研と契約する広告主(管理人が私立中学校・受験業界の団体に限定できる)にとって「広告出してもイーかな」と思わせる要因となります。 じゃどんな技術を使っているのかというと、それはまだ公表できません。パパっと作ってみたものの、精度が低ければただのゴミです。 管理人が日本全国をまわってこのプログラムのテストはできません。サイトに来てくれた様々な場所の皆様にお願いするしかないのです。学校でも職場でも、異なる場所からアクセスすることがありましたら、このテストに御協力いただけると幸いです。
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2011
11 08 |
:: このカテゴリーについて
[ 投稿 水口佑@管理人 ]
カテゴリー「我思う故にWareあり」は、開発者向けの記事となります。完全に大人向けであり、小学生はこんな所読んでないでアンキングを頑張りなさい。
理総研では独自のアプリケーション開発を行っており、その中で利用している技術情報は「WebTech」において公開していく所存です。 理科のこともっと扱えと言われましても、これはプログラマーとしての管理人の使命です。この場においては理科講師という立場を忘れさせて頂きます。
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