明日5月5日は、地球からその衛星である月までの距離が最も短くなり、その為地球から見える月の大きさが最も大きくなる「スーパームーン/Supermoon」です。
今回紹介しているのはNASAの公式動画で、ちまたに溢れる「満月の時は犯罪が多い」とかいう迷信にとらわれず、このスーパームーンを安心して楽しもう!というものです。
なぜ月の大きさが変化して見えるのかと言えば、理総研のなかま達は知ってるよね。
よね?
月は主星である地球の周りを27日と7時間43分かけて公転しています。その公転の軌道は楕円形で、地球からの距離は最も離れているときで40.5万キロメートル、再接近する今回のようなスーパームーンのときで36.3万キロメートルとなります。38万キロメートルというのは平均距離なんですね。
日本でスーパームーンが観測できたのは過去10年で3回。月食よりも珍しい現象といえます。(追記:スーパームーンは、満月と新月の時だけを指します)
満月は月齢15。5月5日は月齢14で満月の少し前(東側が少し欠けている)だとしても、大きい月は見てみたい。この再接近で月の大きさは普段より12〜14%増しぐらいになるとのこと。なお、より大きい月が見たければ、月の出17:55頃・月の入り3:57頃といった地平線あたりにある月を観測することをオススメします。